さわだ まさみ
日本グラフィックデザイナー協会
正会員
東京都多摩市在住のエディトリアルデザイナー、澤田雅巳です。
おもに紙媒体(雑誌・書籍・フリーペーバー・ダイレクトメール等)の
デザイン・レイアウトを得意にしています。
日本大学藝術学部文芸学科卒業後、デザイン事務所勤務を経て独立。
10年以上フリーランスとして活動しております。
...そうなのです。私が大学で学んだのは、
「美術学科」でも「デザイン学科」でもなく 「文芸学科」です。
「文芸学科」は、文章を「書くこと」を学ぶ学科です。
当然のように 私も小説やエッセイを書く毎日を過ごすことになりました。
しかし、お気づきのとおり、私の文章はそれほど「上手く」はありません(笑)
特に厳しい教授からは「君はまたこんな駄文を書いているのか!」と
お叱りをうけること も多々ありました。
一行に上達しない「文章力」を抱えたまま、
部活動とアルバイトに明け暮れる日々。
「...このままで良いのだろうか?」
結局、大した上達もしないまま大学4年生になってしまった私。
悶々と思い悩む毎日。 当時は「就職大氷河期」でもあり、
出版の仕事のみに絞って就職活動をしていた私は
なかなか内定ももらえずにおりました。
そんなある日、ついに運命の出会いをします。
書店で何気なく目にとまった「DTP」の文字。
出版業界への就職を目指す学生としては、恥ずかしい話なのですが
このときまで「DTP」「エディトリアルデザイン」というものを
全く知りませんでした。
でも、知らなかったからこそ、それを知ったときに
目から落ちる鱗の数たるや、一枚・二枚ではありません。
「本を作ると一口にいっても、いろいろな職業がある!」
「これだ! これが私のやりたいことだ!!」
やりたいことを見つけた人間のエネルギーはスゴイものですね。
就職先も決まらずに大学を卒業してしまった私ですが、
迷いはありませんでした。
出版・デザインについて学べる専門学校の夜間部に入学。
もちろん、親に学費を出してもらうことなどできませんから
朝から夕方まではアルバイト。夕方から専門学校で学び、
帰宅後深夜2~3時くらいまでデザインの勉強をします。
寝ている時間以外は、働いているか・デザイン書を読んでいるか・
ローンで買ったMacの 使い方を勉強しているかというハードな日々でしたが、
とにかく楽しい毎日でした。
運の良いことに、専門学校在学中にデザイン事務所への就職も決まり
デザイナーとしてのキャリアをスタート。5年間お世話になり、独立。
フリーランスになりました。
文芸学科出身ということもあり、華美なデザインよりも
「読みやすい」「伝わりやすい」デザインを心がけています。
現場で良く聞く
「この写真しか用意できなかったんですよ」
「ちょっと納期がタイトで...」
といった声にも対応できるよう全力で取り組みます。
制作者の想いが、読者にしっかりと伝わるデザインを目指していきます。